本日、福島みずほ参議院議員らにより、辺野古新基地建設に関して、反対住民への暴力行為をやめるように、海上保安庁・防衛省に対する申し入れがありました。
以下、ジャーナリストのまさのあつこさんが的確にツイートしてくださっていたので、ご本人のご了解を得て、それを報告代わりに拝借します(一部補足あり)。
福島みずほ参議院議員らによる150123_辺野古新基地建設問題に関する緊急行政申し入れ
テーマは主に二つ
1 辺野古で抗議活動をする市民に対する海保職員の対応について(海上保安庁)
2 仲井眞前沖縄県知事の辺野古埋め立て承認を検証する第三者委員会の発足前に埋め立て工事を進めることについて(防衛省)
背景となった事件の例その2→ 辺野古 抗議の女性2人けが、油フェンス設置進む - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
海上保安庁(海保)と防衛省の官僚は、顔どり禁止ということで冒頭すったもんだ。前回はふつうに中継していたのに、今回だめという理由は結局よくわかりませんでしたが、誰がしゃべったのかわかるように、発言の冒頭に自分の名前をはっきり言うということに。
傍聴、藤本監督映画「圧殺の海」の一部を放映。海保の暴力的なシーン。市民の顔を無理やり海の中に突っ込むなど。
はじまりはこんな感じ。
Q:拘束の根拠は?
A:拘束ではない。確保。
Q:負傷者がいると聞くが?
A:報告ない。
Q:法的根拠は?
A:海上海域の安全の確保。
Q:15日以降「確保」した人数
A:警備上の観点から言えない。
(Q=福島みずほ参議院議員、A=顔無し海保)
Q:海保が確保した人数。どういう事案で確保したのか?
A:15日以降は浮き桟橋の設置のクレーン船の下に入ってくる行為など。オイルフェンスを防衛省が張っているが、その作業船の近くに抗議しにきて、危険な範囲に来た場合に安全上の観点から。
Q(現地に行った若者):海保が船に乗り込んできた、定員オーバーになるのも関わらず3人の海保が乗り込んできた。エスカレートしている。暴力を野放しにしている。大浦湾で、辺野古の何倍もの大きさに制限区域を拡大している。排除のための排除が行われている。おかしい。(続く)
Q(現地に行った若者)続き:女性のライフジェケットがびりびりに破かれた上で海に落とされたと。背中でボコボコなぐられる。こういう状態だ。どこに正当な根拠があるのか、(東京は)どう把握しているのか。10年前の時には出て来なかった海保がでてきている。誰の指示なのか
福島:暴力的な警備をやめて欲しいという話し合い。実態をご存知か、何故なのかをお答えいただきたい。
A:全部が全部の報告を受けているわけではないが、報道には出てきているが。
福島:警備をやっている側が問題ない、というのと被害にあったという人間がいる。この機会を設けた。どう思いますか映像を見て。
A:当時盛り上がった時期があり、当初はカヌーを横抱きして遠くにもっていくとか、激しく抵抗であるとかそういうことで、危ないので制止する。
Q:水に浸けているではないですか。馬乗りの写真については?
A:オイルフェンスを設置するときに、船の横から作業海域から離脱させようという行為。足で押さえつけているわけではございません。(略)
福島:彼女を抑えつける必要はない。少なくとも首の周りに足をかける必要はない。
福島:沖縄県知事は埋立承認取り消しのための検証をする。防衛省はなぜ工事を進めるのか?
防衛省:普天間飛行場代替施設は公有水面埋立法に基づいて承認をいただいている
Q:民意が示された。規制事実でどんどん作れというのは問題ではないか。
A:地元にはさまざまご意見がある。
防:地元にはさまざまご意見がある。(会場から「ふざけんな」「民意だ」)政府と地元の皆様の約束は普天間飛行場の危険性を取り残すこと。
Q:普天間の除去は当然、しかし沖縄の民意だ。それは尊重すべきではないか。工事やめてくださいよ。
防:そういう話があったことは承りました
福島:第11管区に寄せられた海保の対応における苦情件数は?
海保:1月15日以降で、毎日平均15件 最小3件~最大50件
Q: その中身を私の事務所に出してくれますか?どのような苦情が来ているのかは重要な話。
A:どういう形で出すかは担当と相談します。
山本太郎議員:海保の市民排除の命令はどこから来ている?
海保:警備の対策を仕切っているが、辺野古を担当している部署が。危険性切迫性による。
Q:東京からの指示は?
A:今回の現場の措置は1件1件東京から
Q:基地建設にかかわることで警備をしろと東京から降りてくるでしょ
山本: 臨時制限水域の外に対して排除する法的根拠は?
海保:海上保安庁法 2条 8条
Q:オイルフェンスを大きく広げたということは、法律を拡大解釈していること。毎回報告を受けると、間違いはないか。新聞記事の事実関係も東京から確認をするのか?
A:沖縄から報告がある。
山本:ライフジャケットについては?
海保:記事で。
Q:ということは沖縄からの報告がテキトウなんですよ。暴力的な行為をしていても届かないということです。皆さん、ご存知ないことが行われている。
山本:(馬乗りの写真は)撮影している女性を撮させないという行為なんですよ。
この方がカメラを持つ肩に足がかかっている。報道を制止する一方で、自分達は撮している映像がある。両方が存在する。両方の映像を公開して検証する必要があるのではないか。
海保:検証の必要性はなんのためというのはあるでしょうが、我々は行動を規制するためにやっていることはない。
参加者:あの新聞、馬乗りの写真やケガの記事とかおかしいと思わなかったのか?危険なことが行われているのであれば、止めるべき。普通に考えてください。
(沖縄に行ってきた若者)同じレベルの暴力行為がキャンプシュワブのゲート前
で行われている。暴力をやめて欲しい。今週も3人ケガしている。
A:安全に留意した警備をする。強行か否かは見解の問題。
福島議員まとめ:県知事選などにより民意が示され、第三者委員会が設置されることを踏まえ工事はやめて欲しい。高齢の女性が負傷している。高齢の女性がなぜ反対するのかということは考えて欲しい。過剰警備は尋常ではない。これを止めてもらいたい。東京と沖縄遠いが現場を監視して。
了
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